みなさんこんにちは、この前バングラデシュのカレーでお腹を壊し3日間寝込んでいたあさひです。
どうやら油にやられたようでバングラ人には何でもなくても日本人には分解しにくいのだと思います。
やはり日本人には日本人にあった食事というものがあり、生まれた土地の物を食べるのが一番健康によいということを改めて考えさせられました。
今回は日本人ということに注目して健康的な食事について書いていきます。
三里四方のものを食べろ
これは昔から言われている言葉で三里は距離のこと、一里が訳4キロなので12キロ、つまり自分の周り12キロ圏内でとれたものを食べろということです。地産地消という言葉がありますが近い意味ですね。
どうでしょう?昨日の晩御飯を想像してください。どこから来たものでしょう、全部国内産というならすごいです。日本食を食べていても、ノルウェー産サーモンやアメリカ産牛肉、中国産野菜など国際色豊かな食卓になっていると思います。
今の日本では三里どころか日本産のものだけで食事をすることが難しくなっていますが、できるだけ近くでとれた野菜や肉、魚を使った日本食を食べることが健康的な食事です。
肉食?草食?
人間は地域によって食べるものが大きく違い野菜が育たないような寒い地域では肉をメインに食べています。しかしそのような地域の人たちは歯のつくりも腸の長さも違い、肉に特化した消化酵素や腸内細菌を持っています。
日本人は肉や油に対する消化能力が弱いです。焼き肉や揚げ物で胃もたれするのはそのせいです。
そして乳製品に対する腸内細菌も本来はもっていません。欧米ではミルク、チーズ、ヨーグルトの文化が昔から発達しているので、栄養として効率よく吸収できますが、日本人ではお腹を下す人もいます。
その代わりに海藻に対する消化能力は他の国に比べて圧倒的に高いです。これはご先祖様の時代から海藻を食べ続けてきたからなんですね。
気候と季節にあった食事
日本はほぼ全国で米が栽培されています。日本の気候と土地はお米に適しているのでたくさんのお米がとれるんですね。
じゃあ北海道では?という疑問もあると思います。今でこそ北海道産のお米もありますが、一昔前はありませんでした。
お米は寒い地域には向いていません。なのでジャガイモやトウモロコシなどの穀物がメインになります。寒い地域なので体を温めるスープに合うジャガイモやトウモロコシは理にかなっていますね。
そして、寒い環境ではエネルギーを余計に使うため本土よりも肉を多く食べます。体を温め脂肪を蓄えることのできる肉は北海道の環境にあっています。
季節も重要なポイントです。同じ野菜でも旬の時期に取れた野菜は季節外れにくらべて栄養価が高いです。考えてもみれば当然で、お日様をたっぷり浴びたトマトと冬の日差しのない中暖房のガンガンに効いた温室で育ったトマトどっちがおいしいかなんてきまってますよね。
食材と戦って勝てるか!?
これに関しては科学的根拠はないのですが、なるほどと思っていただけると思います。
肉や魚を食べる時の基準でその食材を自分で捕まえられるか、もっというとその食材と戦って勝てるかです。
例えば鶏にならみなさん勝てると思います。鶏に負けたらたぶんその人貧弱すぎるだけですね。でも牛に勝つことは闘牛士でもないかぎり不可能だと思います。
またイワシに勝ててもマグロはちょっと勝てそうにありませんね。 でも昔はその名の通り戦って勝ったものが負けたものを食べるという命がけの食うか食われるかの世界です。
ただし今は人間は強力な武器を持ちすぎてどれだけ強い動物にも人間が負けることはありません。
ということは本来食べるべきでないものを食べているのかもしれません。
今度肉や魚を食べるときは是非想像の中で戦ってみてください(笑)
なぜ近くでとれた食材がよいのか
話を元に戻してなぜ三里四方や地産地消がよいのかというと、その土地でとれたものにはその気候風土にあった身体をつくるようにできているからです。
寒い地域では根菜類がよく育ち、根菜には体を温める効果があります。
暖かいところでよく育つトマトやナス、スイカなどの野菜は体を冷やす効果があります。
そして近くでとれたものの方が当然新鮮です。野菜は収穫した瞬間から徐々に栄養素が失われていきます。
できるだけ無駄なく栄養を摂取するためにも三里四方でとれた食材を意識しましょう。
まとめ
日本人には日本人にあった健康的な食事というものがあります。地域でとれた旬のものを使った食べ物というのが一番の健康的な食事です。
健康にいいからといって遠い外国でとれたものは私達にとっては良くないものかもしれないことを忘れないでください。
日本人であるあなたの体内はあなたが思っている以上に日本人です。
とはいえ現代で全てをこれに当てはめる食事は実質不可能です。時には外国の食べ物もたのしみながら楽しく健康な食生活を楽しみましょう!