昨日インパールからコヒマまでのバスチケットを買いました。バスの出発場所は町の北の方にあり、たくさんのチケットカウンターが並んでいて、いくつかのカウンターに値段を聞きましたがどこも同じ400ルピーでした。
8:00、9:00、10:00のバスがあり、スモー(ジープのバス)は800ルピーで人が集まり次第出ています。スモーの方が早いとは思いますが、1列に4人座りおしくらまんじゅう状態なのでバスの方が快適だと思います。
早くコヒマに着きたかったので8:00のバスを予約していたのですが、もちろんここはインドなので当然のように遅れます😅一時間半遅れでバスが到着しました。
途中の休憩に立ち寄ったレストランではチキンカレーとライスを頼みました。この時まだインドの定食システムを理解していなかったんですが、ライスというのはライス単品ではなくて大抵2,3品のおかずがついてくるみたいです。しかもお代わりし放題❗
お腹いっぱいになったところで、再度出発します。それにしても道の状態が悪すぎるのでバスが転ばないか心配になるほど揺れます。酔いやすい人は酔い止め持っていた方がいいですよ。
コヒマに到着したのは4時半ごろ、この日は予約しておいたエコステイホステルに向かいます。
しかし、あるはずの場所にホテルらしきものはなく商店の入った建物があるだけで周辺にも見当たりません。途方にくれかけましたが、もしやと思い地図の場所にある建物の奥に進み階段を上ってみます。
暗い階段を3階まで登っていくと、ありました!いきなり雰囲気がガラリと変わります。明るくてきれいなホテルで優しくスタッフが迎えてくれました。
こちらのエコステイホステルはドミトリー550ルピー朝食付きです。部屋も清潔でスタッフも親切でおススメです❗
この日の夜は雨も降っていたので近くの屋台でチョウメン(地元のひとはどちらかというとチャオといっているように聞こえる)とモモを食べました。どちらもネパール料理として有名ですが、ナガランドでは沢山あります。
まだ6時すぎですがほとんどのお店は閉まっています。コヒマでは夜遊ぶようなところはなさそうです。街灯もないので帰り道は気をつけて帰ります。
無事にホテルが見えたと思ったら、信じられないことにシャッターが閉まっています。どうしたものかと思って他に入れる場所はないか探すもどこにもありません。
ためしにシャッターを上げてみると・・・普通に開きました。
思い込みって怖いですね、シャッター閉まっていたら鍵も閉まっているものだと思っていました。手動で開くのでご心配なく(ただし結構重いです)。
宿には隣の州のアッサムから来た5人組が泊っていたのですが、僕が帰ったとき一つのベッドスペースの中に5人入ってスマホのゲームをしていました。さすがインド人ぎゅうぎゅう詰めのほうが落ち着くのか(笑)
事前にコヒマに関する情報はネットにも少なくほとんど得られなかったのですが、このホテルに置いてあるパンフレットにたくさん情報があったのでそれを見て行く場所を決めました。
ナガランドでは毎年12月1日から10日までホーンビルフェスティバルというお祭りがあり、ナガランド中から人が集まり、各部族の歌や踊りを披露するそうです。それがこのコヒマの近くにあるキサマ村のナガヘリテージビレッジという民俗の文化を紹介する施設が会場になります。
ヘリテージビレッジまではタクシーで250~300ルピーで行けます。後から気づいたのですが、シェアタクシーを使えばもっと安くでいけそうでした。帰りは流しのタクシーを拾うか、チャーターするしかなさそうです。
ヘリテージビレッジは各民族の伝統的な家が原寸大で展示してあります。広い敷地の中に大きな家が沢山あるので見ごたえはあります。ただ、人がいるのは祭りの時だけなのか閑散としていました。
急な坂にあるので上るにつれて疲れと飽きを感じていたら、何やら上が賑やかです。沢山人がいるようなので行ってみると、若い人たちがあつまって一つの部族の家で焚火をして料理を作っています。
話を聞いてみるとコヒマのアートの学校に通う学生さん達で、今日はホーリーフェスティバルで大学は休みなのでピクニックに来ているということでした。ピクニックといっても丸ごとの鶏を焚火で調理して野菜をナタでカットしていてなかなかワイルドです。
一緒に食べていくように誘ってくれたので、お言葉に甘えてご馳走してもらいました。鶏肉、豚肉、それにサラダもスープも全部ご飯にぶっかけます!熱くても素手で食べます!美味しくて食べ過ぎてしまいました🍗
ちなみに料理をしていた建物は首狩り族と呼ばれるコニャック族の家です。学生さんはナガランド各地から来ていてコニャック族、アオ族、他にもみんな何の部族か教えてくれましたが、忘れました😓
各部族によって言葉が違うそうでお互いに話すときはナガミスという共通の言語があるそうです。大学では授業は全て英語だそうで、ナガランドでの英語の通用度はかなり高いです。逆にヒンディー語が分からないひとが多いそうです。
帰りはコヒマまで学生さんたちのバスに便乗させてもらいました。何だか思いがけない展開でしたが、これが旅の醍醐味でしょう😁
この日はお昼食べ過ぎたので晩御飯は軽いものを買ってホテルで食べようと思います。野菜が足りていないので手軽にたべれそうなものはないかと探していたら野菜サラダを発見しました、一緒に炒り豆とカレーを買って帰りました。
しかし、このサラダにやられました。この日の晩は2回トイレに起きるはめになりました。美味しくもなかったので買わない方が吉です。カレーは辛すぎず美味しかったです。
次の日はコノマに行くことにしました。パンフレットには特にこれというものは書いてありませんでしたが、人々の飾らない生活をしている村に行ってみたかったのでここに決めました。結果的にはあまりの美しさに驚かされ大満足でした。
コノマへはタクシーで行くしかありません。バスやレンタルバイクなどもないと思います。帰りはコノマでタクシーは捕まえられないので、コヒマでチャーターして行きます。
コノマまでは1時間以上かかるので道中はドライバーさんと色々な話をしました。ドライバーさんはネパールのカトマンズから来たネパール人で、カトマンズは物価が高くて暮らしにくいのでこちらにきたそうです。コヒマにはネパール人も沢山住んでいるとのことです。
この日は日曜日だったのですがナガランドはキリスト教徒が多いので日曜日はほとんどの店が閉まっています。しかし空いている店や動いているタクシーはヒンディー教徒やイスラム教徒、仏教徒などがやっているので問題ないそうです。
そんなことを話していたらコノマに到着しました。まず目に入るのが大きな教会です。この村の住民は全員キリスト教だそうで、礼拝のために沢山の人が教会に集まっていました。片手には聖書をかかえていて民族衣装?を着てなかなか絵になります。
ドライバーさんはときどきこの村をガイドすることがあり案内をしてくれました。コノマの村は急斜面に立っていて階段や土留めがすべて石を積んで作られていて、石積みの技術はすばらしく芸術的でした。
人々の家には庭があり花やみどりに囲まれています。花や木をを育て愛でる文化というのは生活と心にゆとりがないと生まれないと思うので、この村の人々には生活と心にゆとりがあるのでしょう。美しい道を通って村の頂上まで着きました。
そこには絶景が広がっていました。
山に囲まれた谷にそって流れるように棚田があり、自然に逆らわずつくられた形は息を飲むほど美しかったです。この時期はコメの時期ではなくイモを育てているそうです。青々としたイネの時期もみてみたいですね。
この景色だけでも満足してしまいましたが、このあと村を一周しました。ドライバーさんは普段歩かないからといってゼイゼイ息を切らしていましたが、それでも案内してくれる優しい人です。
コヒマに帰ってきたのはお昼過ぎでちょうどおなかも減っていたのでドライバーさんと一緒にチョウメンを食べて、お礼にドライバーさんの分も支払ってお別れしました。
その日の午後はコヒマの街を散策、第二次世界大戦で亡くなったイギリス軍の墓を見にいきました。すごく立派なお墓で共同のものではなく一人一人お墓があって管理も行き届いています。
日本軍のお墓はコヒマにはありません。他の場所にある日本軍のお墓もここまで綺麗に管理されているものはなく、少し悲しいきもちになります。
次の日は朝からコヒマ博物館へ行ってみました。歩いていったのですが中心街からは30分ほどかかりました。ここにはナガランドの民族に関する資料が展示してあります。また戦争時の写真も少しだけあります。
民族衣装や遊具、武器、生活道具など展示してあります
●About
宿泊
〇Eco Stay Hostel エコステイホステル ドミトリー550ルピー 朝食付き(軽食) ホットシャワ―あり wifiあり(遅い) 部屋清潔 無料の水、紅茶、コーヒーあり 観光地図やガイドブックが置いてある スタッフ親切
大満足の宿でした。超オススメ!
移動
〇Impar~Kohima インパール~コヒマ
バス 400ルピー
8:00 9:00 10:00出発 所要時間 8時間 スモーの場合800ルピー
〇kohima~Naga コヒマ~ナガヘリテージビレッジ
タクシー 250~300ルピー
所要時間20分 シェアタクシーで行った方が安いと思います。シェアタクシー乗り場は地図記載
〇kohima~konoma コヒマ~コノマ
タクシーチャーター 1600ルピー
片道だと800ルピーだといっていたので時間は関係なさそうです。ガイド代はかかりませんでした。 所要時間 往復4時間(コノマでの観光含む)
施設
〇ナガヘリテージビレッジ
入場料無料
kisama(キサマ)という村にある
〇コノマ
エントリーフィー 100ルピー
〇ナガ博物館
入館料50ルピー
カメラ持ち込み+100ルピー